量入制出を、検めて(改めて)点検の意味合いで考えみたい。量入制出の読み方、量入制出の意味、量入制出の反対語、量入制出の注記、量入制出の出典、量入制出の原則、量入制出と財政の原理、財務省の「量入制出」と「量出制入」の「財政の論理」のわかりにくさ等々があり、「量入制出」は、議論が絶えない四文字熟語だと痛切に感じました。私としては”赤字をつくらず健全な家計及び会社経営にするには「量入制出の精神」だと。そう言う意味合いで使用したドメインですが、なかなかx2、今の日本国の財務のありかたと”かぶって”しまいました。量入制出x量出制入を一回整理したいとおもいます。
私のサイトのテーマは「量入制出」からちょっと飛び出て、お金を減らさずに、どうやってお金を増やすか(資産運用・資産形成・仕事・副業・起業・会社経営・資金調達・節約・節税など)。
_「量入制出」を調査開始!_
Contents
量入制出の読み方は?
読み方1 | りょうにゅうせいしゅつ |
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読み方2 |
|
読み方3 | 入るを量って出ずるを制する |
読み方4 | 入るを量って、出を制す |
読み方5 | 入るを量りて、出ずるを制す |
量入制出の意味は?
意味1 |
収入を算出してから、支出を決定し、調節すること。 |
---|---|
意味2 | 収入を計算して、その後に支出を決めること。 「量入」は収入の額を計算すること。 「制出」は支出を定めること。 国家の財政を健全に運営するための原則をいう言葉で、「入るを量りて出づるを制す」の形で使うことが多い言葉。 |
意味3 | 収入が先に決まり、その範囲内で支出を決定する。家計や企業の原理。 |
意味4 | 税、地方交付税、国庫支出金などの歳入を見積もり、 その範囲内で歳出のメニューを考え、必要経費を積算していく。 |
意味5 |
|
量入制出の反対語と反対語的「量出制入」
反対語 | 赤字財政。放漫経営 |
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反対語的 | 「量出制入」 出ずるを量って入るを制する 支出がどれだけ必要かをまず決め、そのために収入をどのようにして 調達するのかを決める。財政の原理。 支出がどれだけ必要かは、民主主義的に決定される(されなければならない) |
量入制出の注記
注記 | 健全財政の心がまえとされる。 |
---|
量入制出の出典
出典 |
らいき』王制おうせい |
---|---|
出典 | 『礼記』「王制」 |
量出制入の原則は財政学
日本財政 転換の指針 (岩波新書) から引用
『財政学の伝統的な考え方として原則というものがある。
支出を量って収入を制する、
つまり人々のニーズをはじめに考え、
そのために求められる財源を、みんなで負担し合うという意味である。
私たちは、収入の範囲内でやり繰りすることが当たり前だと考えるが、
それでは「量入制出」であり、
財政のあるべき姿からは、むしろ後退することになる。』
『人間は多様な価値観を持つ。
競争に勝つこと、利潤を手にすること、
確かにこれらは人間を構想する重要な要素である。
しかし同時に、協力すること、他者と喜びや悲しみを共有すること、
誰かのために犠牲を厭わないことも、人間の一部を形づくる要素である。
社会とは、こういった多様な人間の生の集合体として成立する。
ゆえに、複雑なものを複雑なものとして観察することでしか、
財政の未来は構想され得ない。』
日本財政 転換の指針 (岩波新書)
財務省の「量入制出」と「量出制入」
財務省主税局広報担当企画官 渡部晶 から引用
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◆ 目次
1 巻頭言 「量入制出」~「財政の論理」のわかりにくさ
2 税制をめぐる最近の動き
3 特集 ~平成17年度税制改正案の概要~
4 編集後記
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1 巻頭言
「量入制出」(入るを量(はか)りて出づるを制す)か「量出制入」(出づるを量りて入るを制す)か~「財政の論理」のわかりにくさ12月は予算の季節。財政について1年で最も世間の関心が高まる時期であり、広報を担当していますと、財務省担当の記者さんも、財政をどうわかりやすく市井に報道しようかと苦心され、本当に「書入れ時」でお忙しくされているのがよくわかります。古来、健全財政のこころがまえとして、「入るを量りて出ずるを為(制)す」と言われます。これは、儒学の聖典である四書五経のうちの「礼記」の、中国古代の理想とされた政治制度のあらましが記録された「王制」篇が出典で、竹内照夫先生の全訳によると、以下のとおりです(竹内照夫著「新釈漢文体系27 礼記 上」)。「家宰(一国の宰相)が国の費用について計画を定めるのは、必ず年末に、五穀の収穫を終えてからにする。-まずその国の大小、毎年の収穫を考え、三十年間の平均収入に基づいて、費用を定める。これが、収入をよく見定めてから支出を行なう、というものである。」と(傍線は渡部が付す)。年末に予算を作るという考えは古来からあるということは非常に興味深いですし、この考え方も、個別のムダをギリギリ排することからして、予算編成の現場の実態には即しているように感じます。しかし、定評ある最新の財政学教科書をみると、財政学の伝統的な考え方を踏まえ、市場経済との対比から、この点については、以下のように説明されています(神野直彦著「財政学」7~8ページ)。「市場経済では、企業であれば企業の売上げ、家計であれば賃金収入、というように、収入がまず決まり、その収入にもとづいて支出を決める。というのも、企業の売上げは生産物市場、賃金収入は労働市場というように、市場が収入を決めてしまうからである。そのため市場経済は、「量入制出の原則」で運営されている。ところが、財政では収入が市場によって決められるわけではない。財政は市場メカニズムによってではなく、政治過程で決定されるからである。そのため必要な支出を決めてから、それを賄う収入を決めることになる。政治過程で収入を決めるには、必要な支出が決まらない限り、収入の決めようがないからである。したがって、財政は「量出制入の原則」で運営されることになる。」と。実際、毎年夏に、翌年度予算の概算要求にあたっての基本方針が閣議了解され、まず、大枠での「出づるを量る」ことが行なわれています。なお、「平成17年度の税制改正に関する答申」(11月25日)では、「急速に少子・高齢化が進展する中で、経済社会の活力を維持する観点から、例えば税・社会保障負担に財政赤字分を加えた潜在的国民負担率(対国民所得比)で見て、その目途を50%程度としつつ、政府の規模の上昇を抑制することが求められている」と指摘しています。国民の負担水準の観点から、全体としての歳出を抑制し、歳入との均衡を図るという、大きな意味での「均衡財政」ということには、十分意を用いる必要があると考えます。上述の礼記の記述で、「国の大小や毎年の収穫」を現代的な視点で「国民所得」と読めば、マクロ経済政策的な意味合いでは「量入制出」にも意義があるといえるのではないでしょうか。税制について意見交換させていただくと感じるのですが、上記のように、理論的にいうと、「家計・企業の論理」と「財政の論理」は逆になっているので、市民感覚からは、さらに「財政はわかりにくい」ことにつながっているのではないかと懸念しております。「政府の規模」や「受益と負担の関係」などについて、広く議論の共通基盤ができるように、広報の面でもさらに努力しなければと思う次第です。いろいろな報道も手がかりにしていただいて、政府の来年度予算案・税制改正案の内容についても是非関心をもってみていただけたら幸いです。少し早いですが、それでは良いお年を!主税局広報担当企画官 渡部晶(参考文献)
・平成17年度税制改正に関する答申https://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/tosin/161125a.htm
・平成17年度予算についての情報https://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h17/h17top.htm
・竹内照夫著「新釈漢文体系27 礼記 上」(明治書院 1971年)
・神野直彦著「財政学」(有斐閣 2002年)
・吉田和男著「入門 現代日本財政論」(有斐閣 1991年)
量入制出VS量入制出のまとめ
まとめはこれになるのでしょうか。
http://www.network2000.org/pfterm/a004.htmlから引用
■量出制入と量入制出
国の経済活動の貨幣的な表現である予算は量出制入を原則としている。量出制入とは、「出るを量って入るを制す」こと、つまり、支出に応じて収入が確定されることを意味している。そもそも財政とは公的な需要、社会のニーズを充足するための存在であるから、まず、財政民主主義の原則のもとでこれらのニーズを確定する必要がある。一方、収入の範囲内で支出をまかなう「量入制出」原則の家計と異なり、国は強制力と高い信用力を持っている。それゆえに、議会で決定された公的ニーズを租税の強制徴収と公債による低利の資金調達によって充足するのである。財務省の財政健全化は伝統的に「量入制出」原則で行われており、財政学の原則とは異なるものである。
http://www.network2000.org/pfterm/a004.htmlから引用
最後まで、
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